びぼうろく

読んだもの見たもののメモ

第48期棋王戦

5月27日に行われた棋王戦予選で里見香奈女流四冠が勝ち、本戦への出場を決めました🎊

 

女性が本戦進出するのとプロ編入試験の資格を得たことは史上初だそう。

すごい快挙ですね㊗

対局はAbemaTVでも放送されていて少しだけ観れました

里見さんはタイトル戦からの連戦でお疲れの様子でしたけど

嬉しそうに感想戦をしていてほっこりしました

古森五段の人柄も素晴らしかったです

 

古森五段といえば咲紀さんと一緒に詰め将棋カラオケに出場されていましたね

初めて出場する咲紀さんのために、香奈さんが練習につきあってくれたり、金井先生に「妹がお世話になります」と連絡があったそう。

優しいお姉ちゃんですね

咲紀さん「姉は過保護なんです」と言っていましたけど笑

咲紀&金井先生のデュエットは素晴らしかった

 

 

・・・・・

 

むかし王将戦の中継を見ていたら、記録係が里見さんだったことがありました

休憩時間に遠くから里見さんの咳き込む音がずっと聞こえてきて辛そうでしたが

その数日後には女流王座戦を戦っていて驚きました

タイトル戦の翌日に佐藤天彦先生の記録をとっていたこともありましたね

 

そうして人の何倍も動いて頑張ってきて

最後まで奨励会をやり遂げたこと

病気の時もタイトル戦に出場し

最後の三段リーグの時も同時進行で女流名人戦を戦っていたこと

将棋界のために、スポンサーのために、ファンのために・・という

里見さんの責任感の強さと優しさを感じました

口で言うのは簡単だけど、誰にでもできることではありませんよね

 

奨励会退会から4年たちましたが

里見さんがいまも辛い気持ちを抱えているのを知って心が痛みました

それでもいろんなことにチャレンジして変わろうと努力されてきて

実際4年前とは別人のように変わられましたよね

 

当時奨励会にいた人たちもみんな卒業して新しい道を歩いているし

何か言う人がいても

昔のことはもう気にしなくていいと私は思うな

これまでたくさん将棋界に貢献されてきたのだし

今度は誰かのためではなく里見さん自身の幸せのために

ありのままで楽しく将棋を指していってほしいな

 

 

 

 

さいころから人に注目される環境でやってきたことで、気持ちが疲れてしまうということはあると思います。
たとえば、ソチオリンピックの翌シーズンに休養した(浅田)真央なども、そういう背景があったのではないかと、会見を見たり、直接話を聞いたりして感じました。

多くの人にずっと見られて応援されること、期待を背負い続けることは、肉体的なこと以上に大変なことなのだと思います。

 

 

 

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