棋士編入試験
8月18日と9月22日に、里見香奈さんの棋士編入試験が行われました
AbemaTV・将棋チャンネル・ニコニコ生放送で中継があり
最後だけ観れました
チャンスもあったそうですが残念ながら惜敗となりました
意気消沈している姿を見て
普段の対局とは全く違う、里見さんにとってとても大切な試験なのだと感じました
第1局ではAbemaTVに妹の咲紀さんが出演していて
お姉さんの話や、なぜか小学生時代の作文も紹介されていました・・笑
作文『・・雨がぜーぜー降っていました』
清水「あっ島根ではぜーぜーって言うんですね」
咲紀「言いません(笑)ざーざーって言いますけど(笑)」
作文かわいかったです(^^
対局後のインタビューで妹は友達のような存在と話していて
里見姉妹のお互いを想う気持ちにじーんときました
私の周りの将棋を知らない人達も応援していて
里見さんの挑戦は将棋の普及に繋がっているな~と感じます
一方で、受験するかどうかを何度も聞かれたり
いろんなメディアで中継されたり
里見さんにかかるプレッシャーがすごいですね
プレッシャーがあった方が脳の働きはよくなるかと言うと、そうでもないらしいです
期限が迫っているときにプレッシャーを感じると脳はアドレナリンとノルアドレナリンを放出し自分を奮い立たせます
この化学物質は命が脅かされる時は大きな役割を果たします
でも何かを記憶したい時には、判断や感情をつかさどる前頭前皮質の働きを鈍らせてしまうのです
他人事なら冷静に判断できることも、自分事となると難しいのはプレッシャーが関係しているのかもしれませんね
浅田真央ちゃんもオリンピックSPの後、お姉ちゃんに不満を吐き出せたことで気持ちを立て直せた、佐藤コーチの言葉に助けられたと言っていました
「ずっと1人で悔しい気持ちだったり、不安な気持ちだったりを自分の心の中にしまい込んでいたので、姉が一言言ってくれたことに関して、私が強く言い返したことで、自分の気持ちを強く持ち直してくれた出来事だったので、姉にも感謝しています」
浅田真央さん ソチ五輪フリーの前にかかってきた姉からの電話に「本当にムカついた」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
ソチオリンピックのショートプログラムのあとに信夫先生が真央に言ったという、「フリーで何かあったらリンクの中だって先生が助けにいくから」という言葉。
信夫先生にそう言われて、それなら頑張れる、と思えたわけですよね。それがあのフリーの素晴らしい演技につながりました。信頼関係以外の何ものでもないと思います。
脳の消費エネルギーは体全体の20パーセントにもなり、
脳の中を毎分缶ジュース3本分の血液が流れているそうです。
長時間頭を使う将棋は血液と体力を消耗するんでしょうね
里見さんは将棋界で一番多く対局しているそうで
9月のスケジュールは全国ツアー並み(;'∀')
9月 3日 京都
6日 大阪
10日 鹿児島
13日 大阪
14日 東京
17日 北海道
22日 東京
ハードスケジュールが何か月も続いているので心配ですね
将棋チャンネルで放送された「里見香奈の素顔」では
ストレッチ専門店を訪問されていました
トレーナーさんがこんなにボロボロになっているとは思わなかったという位
満身創痍で戦っているんだなあと思いました
真央ちゃんに舞ちゃんや信夫先生がいたように、
里見さんにも一緒に乗り越えてくれる人がいるといいなあと思います
弱さは強さになるということ。
僕は「一人では何もできない」と認め、周りにそれを伝えたからこそ、他者の力を集められたのです。
僕には何もない。一人では何もできない。
だから、手を貸してほしい。
素直に、正直に、そう発すれば、必ず誰かが手を貸してくれました。
困ったときに他人に助けを求める力は命をつなぎます。
「一人だけで大丈夫」と強がっている場合ではない。
自分が無力で、孤独な存在であると、認めることから始まるのです。